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いつ開業するか

いつ開業したいか、するべきか

いつ開業したいか?というのは、新潟の大学医局に属するDrでは、自分ではなかなか決められないという人も多いと思います。医局がどうしても開業を許してくれないというケースもありますし、医局人事の都合でどうしても決まらないというケースもあると思います。
個人的には、開業すると決めてから、開業までの期間は2年だと思っています。1年では土地選びからだと厳しいと思いますので、開業すると決めたら、2年後を考え、医局に2年後に開業します!と宣言することが正しいと思います。その後、土地探しを開始することになると思います。
 
あと個人的には開業の時期は、二つあって、一つは春、一つは秋だと思っています。
人事の時期を考えたら、当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、病院ではない、クリニックならではの事情があります。
内科・小児科はどちらかというと秋の方がいいように感じています。というのも、風邪が流行りだす季節になりますので、患者さんは「とりあえず新しくできたところに受診してみよう」という感じで、慢性疾患の初めての診察より気軽に受診することができるようです。当院でも開業当初、偵察がてら新しいクリニックを見にきました的な患者さんが来ていました。実際、自分が受診してみないと外からでは雰囲気はわかりませんし、Drをはじめ、スタッフの感じもわかりませんので、明らかに偵察だな〜と思うような患者さんが来ていました。そのため、内科を開業する際には、秋にスタートした方が、結果的には患者数の増加スピードは速いと感じています。また、初年度ですので、多くは手に入りませんが、インフルエンザワクチンを新規で募集できますので、受診でもなく偵察がてら、ワクチンを打ちに来る人も期待できます。小児科を当院は標榜していませんので、あくまで想像の範囲になります。
一方、眼科、耳鼻科などは春の方が花粉症、眼科検診等で子供達が増えやすい時期になりますので、春に開業の方が患者数の伸びは期待できると思います。子供を使って偵察に来ることも可能です。ただ、秋にも花粉症はありますし、風邪の時期にもなりますので、耳鼻科はもしかしたら春秋どちらもあまり差はないのかもしれません。専門が違うので、断定的なことは言えません。