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 メディカルモール開業

メディカルモール開業

①新規開業
 ❸メディカルモール開業
 
メディカルモールでの開業については、タイミングが大きく左右します。メディカルモールを作ろうとする会社と自分の開業のタイミングが合う必要があります。また、以前は割とメディカルモールを作る際に勝てそうな場所がチョイスされていたような気がしますが、最近は地主の意向とかでちょっとどうなの?というところにも作られる傾向があります。ただ、メディカルモールの場合、複数のクリニックがあること、車で移動する人が多い新潟という点を考えれば必ずしもマイナスばかりではありませんが、中には歩いて行くのはちょっと大変というところにもメディカルモールは作られています。また、建て貸しが条件のところもありますので、その辺りはしっかりと見極める必要があります。建て貸しのメリットは初期費用が少ないこと(少ない借金で済む)が挙げられますが、一方で支払いは経営をして行く限りずっと続きます。自分で建てれば借金返済をすればあとは支払いなしで診療を継続できます。
あとはメディカルモール内のトラブルもも起こり得ます。標榜一つで患者を奪い合う形が生まれることもあります。耳鼻科と外科の組み合わせで開業するはずが、突然外科のDrが「内科」を標榜してしまい、結果、風邪の患者を取り合う形になり関係悪化などもあります。仮に自分が先にいても、後で入ってくるDrが専門外の標榜をする可能性も否定はできず、そういうリスクをはらんでいます。内科で開業していて、脳神経内科が入ると聞いていたけど、実際の標榜見たら「脳神経内科・内科」なんてこともあり得ます。
あとは駐車場問題もあります。スタッフがモール内の駐車場に車を止めると患者さんの分がたりない。でも自分たちは患者数が少ないから、そんなに患者さんが駐車場は使わないからいいとか、そういうトラブルも起こり得ます。最初仲よくやっていても、次第に険悪な状態になることもあります。
メディカルモールのリスクはDr同士のトラブルというリスクがあるということは心に留めておいていいと思います。
そして、実際、ガラガラのメディカルモールもいっぱいあります。1軒入っているだけであとは誰も入らないというところもあります。他の科は勝てても、自分の科は勝てないというところもありますので、そういうところもしっかりと見極める必要があります。