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なぜ領収書を集めるのか?

領収書を集める必要性について述べたいと思います。開業しよう!と考えてから3年後に開業をしたとします。その間、年間50万円ずつ、先輩と開業の相談をして飲食を共にしたり、書籍を購入したり、開業のために専門医を維持するために学会に行ったり、学会費を払ったり、開業をして専門医として標榜するために必要な資格維持も開業のための費用として算定できると僕は理解しています(ここは税務署との見解の相違等があるかもしれませんが)。実際、開業後に専門医維持のために支払った費用は経費にできていますので、全く経費にならないということはあり得ないと思います。そのため、学会費参加費の領収書、学会費、その他、様々な領収書を集めておくことをお勧めしています。
仮に3年間で150万円使ったとして、税務署対策として直近の1年間は100%経費、残りの2年は50%経費として、合計100万円を経費として開業後の利益がでてから申告したとします。
仮に800万円以上の利益がでてから申告したとすると、法人税は30%程度になります。この辺りの細かい計算は簡略化しますが、領収書を集めるという行為をして、利益が出てから深刻するだけで、30万円の節税効果が生まれます。これが300万円なら、90万円の節税効果が生まれます。当たり前ですが、クリニックを建てる費用等は経費ですし、土地の取得や定期借地も経費です。しかし、情報を得るために使った費用も経費として認められ、それらを集めるだけで、数十万円の差が出るということです。
仮に90万円の利益を得ようと考えると、税引き前利益で120万円に相当します。経費等も考えればさらに多く稼がなければなりません。レセプト単価6000円として、200人に相当する患者診察分に相当します。決してバカにできる金額ではありません。
 
内科専門医維持のために毎年学会に参加、さらに専門分野の学会参加のために毎年参加するだけで、参加費、旅費、宿泊費等で年間10万円以上かかると思いますし、学会費も数万円になると思います。積み上げればバカになりません。
まずは領収書を保存していくことから始めましょう。